経営の基本方針

当社は、創業以来、インターネットを通して個人が報酬を得るための仕組みであるクラウドソーシングを中心としたオンライン人材マッチング事業を展開しています。
当社は仕事を頼みたい企業と仕事を受けたい個人をオンラインでマッチングすることによって生み出される総契約額を最大化することが、社会へ届ける付加価値の増加に繋がり、ひいては企業価値の向上に寄与するものと考えております。また、サービス提供の付加価値として得られた売上総利益を成長原資として事業に再投資することで、中長期の利益拡大を行いながら、持続的な成長を実現していきたいと考えております。

総契約額の最大化・企業価値の向上・再投資による中長期の利益拡大で企業価値を最大化していくイメージ図

経営における重要指標

当社は事業の成長を示す指標として、クライアントとワーカーの取引の総額である総契約額(クライアント数✕発注金額/ワーカー数✕受注金額)に加え、総契約額にテイクレート(手数料率)を乗じて得られる売上総利益を経営の重要指標としております。

総契約額×テイクレート(手数料率)=売上総利益

持続的な成長に向けた重点戦略

日本国内の人手不足が深刻度を増す中、従来の枠にとらわれない形で人材獲得を進めたい企業の増加や、多様な働き方を求める個人の増加により、中長期的な市場拡大が見込まれます。こうした中、優秀な外部の専門人材(フリーランス・副業者等)を企業の経営や事業・サービスに取り入れる動きや、自社の従業員のスキルやキャリアの幅を拡大するために、副業を解禁する動きが広がりを見せています。当社はこうした市場ニーズの変化を的確に捉えたサービスの提供を行うべく、以下の戦略に基づき事業を推進しております。

①マッチング事業への集中による市場シェアの拡大

当社はオンラインの人材マッチングプラットフォームとして業界No.1の事業を展開しています。
今後の市場とシェア拡大のため、2020年9月期よりマッチング事業へ経営資源を集中し、さらなる成長率の改善を図ります。

中長期の利益拡大と利益創出体制の盤石化

生産性向上や広告・マーケティング投資の費用対効果を追求し改善を図ることで、中長期の利益拡大と利益創出体制の盤石化を進めます。

新規事業による将来の成長の柱を創出

将来の成長の柱を創出するため、既存事業のアセットを活用し、シナジーのある新規事業の創出を継続的に取り組んでいきます。



追記:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、世界と共に日本社会も急速に変化しています。私たちは「働き方改革」というビジョンを掲げており、既に昨年から在宅で働けるよう「フルリモート・フルフレックス」の環境整備をおこなってまいりました。また営業案件ベースの4割はオンライン化へ転換し、働き方のオンライン化を促進しておりました。そのため当社は今回のコロナ禍でも、既存の働く仕組みをそのまま利用しており、今まで通り業務を推進しております。これからも「働き方のリーディングカンパニー」として、コロナ禍を特別新しい出来事とは考えず、人類の歴史の中で定期的に訪れる危機と捉え、社内の先進事例やモデルケースを提案してまいります。